【海外視察】イタリア保育 Reggio Emilia訪問 ーレッジョ・エミリア・アプローチ①ー
2024,03,14
海外視察世界最高峰の教育の一つと言われるレッジョ・エミリア・アプローチを現地イタリアのReggio Emiliaにて保育視察しましたので一部紹介いたします。
レッジョ・エミリア・アプローチは、イタリアの小さな都市レッジョ・エミリアで生まれた子どもが主体的に活動し、それぞれの個性を引き出すことを大切にした教育方法で、このアプローチは、1960年代に地元の教育家であるローリス・マラグッツィが提唱した「100のことば」という教育理念を基にしています。
レッジョ・エミリア・アプローチでは、大人の指示で動くのではなく、子どもたちが自ら行動する力を大切にしているのが特徴で自ら学び成長する力を育むことが重視されています。
子どもたちが興味を持ったテーマに集中し、グループで協力しながら学ぶことを行っており、時間の制約をなるべく取り払い、自分のペースで学ぶことができるよう配慮されています。
子どもたちが自ら考え、自ら学ぶ力を育むことを目指した革新的な教育方法として、世界中で注目されており、世界を代表するトップ企業「Google」や「Disney」の本社に併設された附属園にも導入されています。
そんなレッジョ・エミリア・アプローチの始まりは第二次世界大戦の終結後すぐ平和と子どもたちの学びの保障を真に願った女性たちが1番に学校を作ろうと声を上げ、市民みんなで新しい学校を築きはじめたという深い思いが根源にあります。
今回、レッジョエミリアアプローチにさまざまな形で関わっている方々と貴重な対話や現場視察を経験する中で、社会的な使命を背負った保育だと感じました。
それは、この歴史的背景から真に子どもを思う気持ちが込められているように思います。
また、お話を聞く中で、トゥインクルキッズの理念でもある『子どももひとりのひとである』という考え方とレッジョ・エミリアにおける『子どもは一市民である』という考え方はとても似ていて、私たちの保育に向かう考え方を再認識する機会にもなりました。
ー子どもたちの権利を守るー
それは日々心がけていることですが、子どもたちと真摯に向き合う事をまた更に意識していこうと思います。